戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)
によって 須藤 茂樹
3.5 5つ星のうち(3人の読者)
戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより)色彩あざやかで斬新なデザインの兜を戦国武将はなぜ身にまとったのか。戦場で自己演出するという目的とは別に「変わり兜」の奇抜な意匠には彼らの信仰心や美意識がこめられている。名将たちの武装のデザインにみる美意識と粋。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)須藤/茂樹 昭和38年(1963)12月26日東京都生まれ。國學院大学大学院文学研究科博士課程後期日本史学専攻単位取得。信玄公宝物館学芸員を経て、平成2年徳島市教育委員会博物館建設準備室主事。同4年徳島市立徳島城博物館開館とともに学芸員。現在同館係長。日本中世史(戦国史)近世史・美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)の詳細
本のタイトル
戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書)
作者
須藤 茂樹
ISBN-10
4404038585
発売日
2010/5/22
カテゴリ
本
ファイルサイズ
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以下は 戦国武将 変わり兜図鑑 (ビジュアル選書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
有名無名の戦国武将たちの80近い「変わり兜」を、大きなカラー写真と分かりやすい解説で紹介した入門書です。「変わり兜」を通じて、その武将の人柄や、時代背景が浮かび上がり、戦国時代への興味が一層強くなります。昨年(2009年)は、NHK大河ドラマ『天地人』の主人公・直江兼続が被っていた「愛」の字をあしらった兜が有名になりました。本書でも、しっかり紹介されています。2000年放映の大河ドラマ『葵 徳川三代 』冒頭での関ヶ原の合戦で、黒田長政が被っていた兜の異形ぶりが目に焼き付いており、本書を見つけて手に取りました。どんな兜かというと、『黒田長政―関ヶ原で家康に勝利をもたらした勇将』の表紙の兜です。本書には、この兜の名前(銀箔押一の谷兜)と、その由来(源義経が一ノ谷の鵯越の断崖絶壁を駆け降りて勝利したことにあやかる)、当時は銀箔で輝いていたと推測されていることが解説されており、へぇ〜!そうなんだ!と納得。ほかにも、井伊直弼の真っ赤な兜や、伊達政宗の三日月の兜といった有名なものもありますが、無名な兜も侮れません。ムカデや毛虫をあしらった兜があり、その由来は、どちらも後戻りしない習性から不退転の決意を表わすとのこと。かぶき者として有名な前田慶次の兜が意外と地味だったり、発見の連続です。戦場で目立つ = 敵の目に付きやすくて標的になりやすい「変わり兜」を被るのは、何故なのか?その理由も、よく分かりました。兜は各武将の信念や信仰の表現であり、敵味方入り乱れる戦場で指揮を明瞭にする標識・自らの活躍を知らしめるマーク・兵士を鼓舞する手段でもあり、乱世に「変わり兜」が多く出現したとの指摘は、興味深いものです。戦国武将たちは、命がけで目立っていたのですね。古墳時代以来の兜の歴史・変遷や、簡単な用語解説もあり、兜への造詣が深まります。しかし、兜について、その兜を被っていた武将について、兜を造っていた職人について、さらに詳しく知りたくなってしまいます。本書は「変わり兜」を切り口とした、戦国時代へと誘う入門書でもあるのです。
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