チャンドラセカール 移植・免疫不全者の感染症
によって 青柳有紀
4 5つ星のうち(4人の読者)
チャンドラセカール 移植・免疫不全者の感染症無料ダウンロードkindle - 内容紹介 “immunosuppressed patient(「免疫不全」または「免 疫抑制」患者)"。それは一見,均一のカテゴリーのように思えるが,そのホストの免疫状態と病原体により,無数の異なる病態と臨床像を引き起こす複雑な患 者の集団である。 臨床感染症の領域でも,特に移植感染症など,免疫不全患者における感染に適切に対応するためには,この分野に特化した高度な知識と経験を必要とする。米国でも,この領域は専門分化される傾向にあり,施設によっては移植感染症のみを専門的に扱う感染症医が いたり,それ以外を扱う一般的感染症医との役割を区別するところもある。米国における感染症の専門医教育(フェローシップ)は通常は2年間だが,近年は,その後にさらに1年間かけて移植感染症を専門的に学ぶためのアドヴァンスト・フェローシップ・プログ ラムもみられるようになってきた。 本書は,2016年にオクスフォード大学出版から刊 行された,免疫不全患者における感染症を学ぶための決定版ともいえるテキストである。悪性腫瘍,固形臓 器移植,造血幹細胞移植,免疫抑制薬の使用などで免疫不全状態にある患者における感染症に関して,豊富 な症例に基づいて,重要な知識を網羅し,実際の診療に役立つパールが随所に散りばめられている。 各章は,まず症例提示,鑑別診断,診断検査結果, 最終診断という順に展開し,読者は一流のスペシャリストたちのアプローチや思考過程を学びつつ,自らの診断力を試すことができる(かなり難解な症例もある)。そのうえで,最終診断に関連した知識を深く学べるよう巧みに構成されている。本書を理解することにより,読者はそのホストと病原体により表情を変える臨床像を体感し,日常の臨床レベルを大幅に向上させることができるであろう。これだけの情報量と価値をもった免疫不全患者における感染症を学ぶための成書は,類書も含め,現時点において日本に存在しない。 また,米国においても,このように「免疫不全」患者を細分化し,比較,まとめたものはない。これこそ, 私たちが本原著の翻訳を決意した理由に他ならない。 訳出においては担当者の決定を含むあらゆる段階で細心の注意を払った。訳者はすべて,本書が刊行された米国の,移植センターを有する施設で感染症の専門医教育を受けている。訳出に際し,用語の統一や文体の一致を図るため,青柳,兒子がそれぞれ監訳を行った。また,日米の医療事情の違いを考慮し,必要に応じて訳注を加えるなどし,読者の理解を促すよう配慮した。 本書が,日本で免疫不全患者の感染症診療に携わる 1人でも多くの医療従事者の力となることを強く願っている。 本書の刊行にあたっては,編集を担当して下さったメディカル・サイエンス・インターナショナルの佐々木由紀子さんに大変にお世話になった。この場をお借りし,訳者を代表して彼女に深く感謝したい。 2017年 春 青柳有紀,兒子真之 出版社からのコメント 免疫不全患者の感染症マネジメントに寄与する決定版テキスト がん、固形臓器移植、造血幹細胞移植、免疫抑制薬使用などにより免疫不全状態にある患者の感染症診療に関し、81の症例を通して必要不可欠な知識を網羅、解説。各章は症例提示、鑑別診断、治療とその経過、最終診断、ディスカッションなどの順に展開、高度な知識や経験が必要とされる免疫不全患者へのアプローチや思考過程を学ぶことができる。感染症科はもちろん、総合診療科、移植外科、腎臓内科、血液内科など免疫不全患者に関わるすべての医師に幅広く有用。 商品の説明をすべて表示する
チャンドラセカール 移植・免疫不全者の感染症の詳細
本のタイトル
チャンドラセカール 移植・免疫不全者の感染症
作者
青柳有紀
ISBN-10
4895928985
発売日
2017/9/28
カテゴリ
本
ファイルサイズ
27.2 (現在のサーバー速度は20.17 Mbpsです
以下は チャンドラセカール 移植・免疫不全者の感染症 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
AMR対策が望まれる昨今,感染症に対する適切な診療,という意識は若手医師を中心に広まってきたと思いますし,入門書も多くなってきました.その中で,本書は,その一歩先を行きます.悪性腫瘍がある患者,移植患者,免疫抑制剤を使用している患者などに分かれて記載されており,症例ベースで勉強出来るので,現実味があります.世界的な流れや医学の現状をみると,日本でも癌サバイバーや免疫抑制剤使用者,また,移植患者も増えていく可能性があります.新規抗菌薬の開発は停滞気味です.感染症専門医は少ないです.そうした中で,今後の内科医には本書のような知識が必要になってくると思います.
0コメント