宇宙からみた生命史 (ちくま新書)
によって 小林憲正
3.5 5つ星のうち(4人の読者)
無料ダウンロード宇宙からみた生命史 (ちくま新書) pdf - 「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」。──近年、生命誕生の謎を解き明かす鍵が、「宇宙」にあるのではないか、という考え方が存在感を増している。生命の様々な可能性を考えるのには、もはや地球中心の思考を捨てなければならない。惑星探索や宇宙観測によってわかった新事実と従来の化学進化的プロセスをあわせ論じて描く、最先端にして最も説得力のある生命誕生の様相。
宇宙からみた生命史 (ちくま新書)の詳細
以下は 宇宙からみた生命史 (ちくま新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
この種の本は最近多いが、科学者が観測データに基づいて書くかぎり、内容には限界がある。宇宙に具体的にどんな生命がいるか、までは書いてくれない。エウロパの「地中海」も、タイタンの大気も、どんな生命を宿しているかは、書いてくれない。高等生物ではなさそうなので、存在したとしてもどんな意味を見出すのか、その哲学は知りたいです。この本は、地球の生命史をたどり、系外惑星の観測結果を述べ、生命存在の必要条件を示すという、標準的な構成になっています。文章は分かりやすい。感動したのは、太陽系のいわゆる「ハビタブルゾーン」の図です。幅がとても狭く書いてあるので、地球がその中に位置するのが、奇跡のように思えてきます。位置しなければ私たちはいないので、論理的には必ず位置するわけなのですが。ちなみに、インターネットで英語圏も含めて検索すると、「ハビタブルゾーン」の設定にはバリエーションがある。まず、地球をゾーンの内側(太陽)寄りに置いた図がある。このタイプの図は、もうすぐ(数億年後に)外に出てしまい、暑く乾燥した死の星になりますよ、という予感をさせます。(You Tubeの、シミュレーション番組「Aftermath: Red Giant」がすごい。)また、「楽観的な設定」として、幅を広く描く図もあります。温室効果による気温の緩和を計算に入れているらしい。このタイプは、もし金星がもう少し外側に、火星が内側にあったら、太陽系では生物が3つの惑星で繁栄したという予感をさせるのです。それはそれで、まことに、ややこしい話ですが。
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